2021.10

『 The COMIC pencil 』

<ストーリー>
1837 年、スイス人教師のロドルフ・テプフェールは、ヴィユ・ボワと名付けられたキャラクターの冒険談をイラスト付きの物語集として出版しました。各ページは コマ割りで構成されており、キャラクターの動きや会話はコマ枠の外に表記されていました。それは読者にとって、とても新鮮なアートであり読み物でした。
それこそが世界初の ” 近代漫画 ”と呼ばれているロドルフ・テプフェールの出版物でした。

それから200年、コミックブックはニッチな媒体から様々な物語を伝えるためのツールへと進化を遂げました。
漫画家、ペンシラー、インカー、レタラー、カラリストたちは象徴的なキャラクターを生み出し、世の中の様々な事象を取り上げるようになりました。
そして作画においてもポップカルチャーと美術画の境界線を曖昧にしていったのです。
BLACKWING64はコミックブックとその作品に命を吹き込むクリエイターたちを称えて作られました。

BLACKWING has a new pencil made just for comics

コミック作家のマイクホーソンは緻密な描画によりアートとマンガの融合を理想としています。
彼のアート作品のような緻密な背景画を生み出すため常に鉛筆の先を鋭くする必要があります。そのため頻繁に削る必要があります。BLACKWINGは最高品質のインセンスシダーが使われているため削りやすく、濃く滑らかな黒鉛のため繊細な線を書き続けられる、彼の作品作りには欠かせない鉛筆になったようです。


NO.64
このナンバー、創成期の漫画に使われていた64 色のカラーパレットを表しています。胴軸にはコミックブックの印刷に使われる「CMYK」の3原色カラーの集合体で鮮やかに色付けされ、テクスチャーは漫画によく見られる描画パターンをイメージしてデザインされています。さらにはユニークな影付きの印字も漫画内のレタリングをイメージしています。
芯には登場人物のアイデアをスケッチしたり、キャラクターやストーリーを書いたりするのに適したファーム芯を採用しました。



Cyan(シアン)」「Magenta(マゼンタ)」「Yellow(黄)」「Key plate(黒)」の
3原色は紙画の印刷に利用される

 

<完売しました>



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